にいがた市民による環境大作戦!!エコやろてば

新潟市の現状はもちろん、環境エコ活動などを楽しくわかりやすくご案内します。

エコ博士への道

環境循環型社会編

地球温暖化とは

ごみ問題は私たちの生活に密着した身近な環境問題です。
ものを大切にしてごみの発生を抑制し、出たごみは資源として循環させ、ごみとして処理されるものを少なくする社会を循環型社会と言います。
ごみを処分するためには大量のエネルギーが必要です。環境への負荷を低減するためには、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会から循環型社会へのシフトを目指す必要があります。

3R(スリーアール)とは

循環型社会構築に欠かせないキーワードが3Rです。
3Rとはリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)のことです。
具体的な取り組みの例としては以下のようなものがあります。
リデュース:使い捨て製品を使わない、自宅用は簡易包装にしてもらう など
リユース:一升びん、牛乳びんなどリターナブルびん※を利用する、不用品をフリーマーケットで販売する など
リサイクル:牛乳パックやペットボトルを資源回収に出す、古紙配合製品を使う など
これら3Rを進めることで、ごみ処理量を削減し、処理にかかるエネルギーを抑制できるため、エネルギー消費による二酸化炭素(CO2)の排出抑制につながります。
ケニアの元環境副大臣、ワンガリ・マータイさんが来日した際、日本語の「もったいない」に感銘を受け、この言葉を世界共通語として広めることを提唱しました。「もったいない」という日本の古くからの精神は3Rを進め、循環型社会を構築する上でたいへん重要です。
※リターナブルびん:繰り返し使用できるびん

ごみ(廃棄物)の分別

リサイクルを進めるためには、ごみと資源の分別をきちんとすることが必要です。
廃棄物は大きく分けて、事業活動に伴って排出される産業廃棄物と、それ以外の一般廃棄物に分けられます。家庭から排出されるごみは一般廃棄物に含まれます。
家庭からの燃やすごみの中には、雑誌や雑紙など資源となる紙類がまだまだ多く含まれています。これらを分別して資源回収に出すことでごみの排出量は大きく減らせます。
燃やすごみの中で最も重量割合が大きいのは生ごみです。食材の無駄を無くし、食べ残しをしないようにして、生ごみを減らしましょう。
生ごみは生ごみ処理機やコンポストを利用して堆肥化することで資源として有効利用することができます。
また、水分をよく切ってから捨てることで、運搬や焼却にかかるエネルギーを削減することができます。

新ごみ減量制度

新潟市では、2008年6月より、家庭系ごみの10種13分別によるリサイクルの推進や有料指定袋制の導入を行う、新ごみ減量制度を実施しています。
※巻広域地区は8種11分別
この制度開始後は、新制度開始前に比べて「ごみ」の排出量が約34パーセント減となっています。(2007年6月-5月と2008年6月-5月の月平均排出量を比較)

ぽい捨ての禁止

新潟市では、2008年に「新潟市ぽい捨て等及び路上喫煙の防止に関する条例」を制定し、施行しました。
この条例では、屋外の公共の場所における吸い殻や空き缶などのぽい捨て、飼い犬・猫のふんの未回収を禁止し、違反をすると1,000円の過料を科すものです。
また、新潟駅前・万代地区、古町地区、市役所・区役所の敷地を「路上喫煙制限地区」として、決められた場所を除く屋外の公共の場所での喫煙はできません。
新潟市のごみに関する情報